京都・滋賀、幸せの日本酒ブログ

美味しいご飯と日本酒と、時々、オツマミ

うまいもんや いっしょう - 京都御所南にある穴子料理と日本酒の名店

2020年4月11日

先日「SAKE Street(以下、酒スト)」という日本酒メディアに、インタビュー記事を寄稿しました。

取材させていただいたのは、御所南にある「うまいもんや いっしょう」の店主・清水学しみずまなぶさんという方です。飲食店を経営するかたわら、京都屈指の日本酒フェスも運営されてるんですよ。

まずは、酒ストの記事をご覧ください。

京都御所南、時間がゆっくり流れる空間で穴子料理と日本酒を - うまいもんや いっしょう | SAKE Street | プロも愛読の日本酒メディア
京都御所南、時間がゆっくり流れる空間で穴子料理と日本酒を - うまいもんや いっしょう | SAKE Street | プロも愛読の日本酒メディア

京都御苑の南。通称「御所南」エリアは、かつて平安京の中心でした。その、今もなおステータスある地域の一画に「うまいもんや ...

続きを読む

このブログでは酒ストの記事に収まりきらなかったお話を中心に「うまいもんや いっしょう」さんをご紹介できたらと思います。

日本酒でも飲みながらご覧いただけますと、幸いです。

職人として歩んだ染物、寿司、そして割烹居酒屋

毎年初秋の気持ちよい季節に、平安神宮前の岡崎公園で「平安日本酒フェスティバル」というイベントが開催されます。

酒蔵と飲食店がそれぞれ20店ぐらい出店していて、文字どおり「日本酒フェス」状態。会場近くに京都市動物園もあって、子連れで行きやすいんです。

以前、こんな記事も書きました。

1,265view
「平安日本酒フェスティバル 2018」に行ったら泣いてた

9月2日に、平安神宮の南にある岡崎公園まで行ってきました。 目的は、平安日本酒フェスティバルです。 いろいろあって、取り ...

今回、主催者のお一人である清水さんにインタビューできたのは、とても光栄なこと。

話がはずみ、興味深いエピソードも教えていただいたり。楽しいひとときでした。

清水さん
日本酒フェスティバルの筋書きは「日本酒BARあさくら」の朝倉さんと二人でやってるんです。
 
第1回目は、僕が倒れたんですよね、熱射病で。唯一、救急車で運ばれたんが僕やったんです (笑)。
 
これは7月は無理やな、と。いい勉強になりました。(第2回からは、9月開催になった)

持ち前の明るい性格で、苦労体験も笑い話に変える清水さん。ボクの数々の無遠慮な質問にも、ずっと優しく丁寧に回答してくださいました。

清水さんをよく知る方からも、そのお人柄は「寡黙なようで、実はお茶目な面もある。そしていつも穏やか」と評判です。

いっしょう清水さん
お酒の紹介をしてくださる店主・清水さん

そんな清水さんが割烹居酒屋「うまいもんや いっしょう」をオープンされたのは、2012年8月のこと。4年間の修行を経て、開店に至りました。

清水さん
祖父の代からずっと、太秦うずまさで染物の仕事をしてて。僕も13年間染物をやってたんです。
 
染物屋は廃業して、寿司屋で勉強させてもろて。40歳になるまでの4年間に吸収できるだけして、独立しようと思ってました。

お店の玄関先には、まだ染物職人だった清水さんが「将来、お店を出すときのために」と自ら染めた暖簾のれんが下がってます。

印象的な弁柄色に染められたとばりが風にたゆたう姿が、とても優雅です。

いっしょうの暖簾

念願かなって料理屋の店主になった清水さんですが、しばらく「未経験ゆえの不安」と奮闘することになります。

それでも日々、自分の料理で喜んでくださるお客様を見るうちに「ラクではないけど、楽しい」と思えるようになったそうです。

清水さん
やっぱり、お客さんの笑顔を見るのが好きなんでしょう。最初は手探りでしたけど、職人ですから「なおいっそう、ええ仕事していきたい」っていう欲も出てきて。
 
朝から頑張って良い食材を探してます。帰りが遅いし早起きはしんどいですけど (笑)。

そう穏やかに笑う清水さんの深いところから、お客様を思う信念と職人の矜持きょうじを感じます。

調理中の清水さん

日本酒を扱うお店を一生懸命、楽しみながらやる

「いっしょう」は、一升瓶の一升。一生懸命の一生。そして「笑っていきたい」のしょう)結局のところ自分が「楽しい」と思えなければ、店に立っても面白くない。

そうおっしゃる清水さんは今まさに、日本酒を扱うお店を一生懸命、楽しみながら運営されています。

清水さん
楽しんで遊びながらできるお店がいい、と思ってます。
 
寿司屋で勉強したけど、ハンバーグ出してみたりマーボー豆腐出してみたり。メニューに書いてないのに「焼きめし」の注文が入ったり (笑)。
 
「何でもありやな」ってお客さんに言われますけど、それが一番おもしろい。

鯛だったら、焼いて欲しい人も煮て欲しい人もいる。お寿司1つと燗酒を1合だけ飲みたい人もいる。

そんなお客様のご要望に寄りそうのが、いっしょうさんのスタイルです。「お任せ」の注文も、柔軟に対応してもらえます。

いっしょうの寿司

提供するのは、常温や燗で飲めてホッとする日本酒

お店で扱う日本酒の大半は、冷や(常温)や燗に合うもの。時代に持てはやされるお酒ではなく、どこかホッとする「連れ添い」のようなお酒です。

同じ銘柄のいろんな種類を置いてるのも、いっしょうさんの特徴です。

酒米違いやビンテージ違い、新酒から四季を通して追っているお酒。木棚に並ぶ日本酒を見てると、飲み比べしてみたくなりますよ。

白隠正宗の燗酒

「思い入れのあるお酒はありますか?」と尋ねると、清水さんが力強く推してくださったのは「竹雀(たけすずめ)」。岐阜県にある大塚酒造さんのお酒です。

いっしょうさんでは新酒から1年通して扱っていて、醸造年度(BY)違いもあったり。たくさん置いてるので、注文するお客様がけっこうおられます。

清水さん
竹雀は蔵でお酒を作ってる人をよく知っていて、人間が見えるというか、お酒と蔵を大事にしたいと思ってます。
 
毎年進歩してるお酒やと思うので、ちょっとずつ良くなっていけばいいなという気持ちで応援してます。

いっしょうさんでは、日本酒は半合から。寿司は、1貫から頼めます。名物の穴子料理も、日本酒がよく合います。

カウンターでホタルイカの燻製をほおばり、余韻を楽しんだあと、おもむろに冷や酒をひとくち。これも、美味い。

いっしょうさんにいると、目を閉じて「このささやかな幸せに、しばし浸ろう」と思う瞬間が度々あるんですよね。

竹雀

いっしょうさんは、やや女性のお客様が多いです。年齢なら、40代や50代。人数なら、2人連れがよく来られます。

5~6人で、お酒より料理メインで楽しまれるグループもおられます。観光の方、リピーターの方、ご紹介で来られる方もたくさん。

誰でも入りやすいお店です。御所南で「ちょっといいもん、気楽に食べたいな」と思ったら、いっしょうさんを訪れてみてください。

ダット
1人でぶらっと行っても、気兼ねなく過ごせそうな雰囲気ですよ。
いっしょう店内

聞き手、文、写真:ダット

「うまいもんや いっしょう」の店舗情報

いっしょうさんではテイクアウトもされています。ご自宅でも「うまいもんや いっしょう」の料理が楽しめますよ。
 
メニューや注文方法などの最新情報は、以下の表に載せてある公式Facebookをご確認ください。

店名 うまいもんや いっしょう
所在地 京都市中京区御幸町二条下ル山本町427
予約方法 電話
電話番号 075-231-1711
公式サイト Facebook
営業時間 18:00~24:00(L.O.23:00)
定休日 水曜日、一部不定休あり
ご予算 平均7,000~8,000円
コース おまかせ(5,600円~)
支払方法 現金
喫煙 全席禁煙

※ 表の内容は、2020年3月24日現在の情報です。最新情報は、お店にお問い合わせください。

いっしょうファサード

\ いいね&フォローお願いします /

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でダットをフォローしよう!

\ シェアしてもらうと喜びます /

-行ってみた
-

Copyright© 京都・滋賀、幸せの日本酒ブログ , 2020 All Rights Reserved.